医療業界の精神障害労災、10年で3.6倍に急増(出典:東京新聞)
医療制度
東京新聞が2026年10月7日に報じたところによると、政府が閣議決定した2026年版「過労死等防止対策白書」において、医療業界における精神障害の労災認定件数が2021〜2023年度の単年度平均で59.3件に達し、2012〜2014年度(16.3件)の約3.6倍となったことが明らかになりました。主な要因としては、「悲惨な事故や災害の体験・目撃」が突出して挙げられています。
この実態は、訪問看護ステーションの経営者・管理者にとって他人事ではありません。訪問看護師は患者の居宅という密室へ原則1人で立ち入るため、大量喀血や急変、孤立死の発見、家族間の暴力・怒号といった壮絶な場面に単独で対峙するリスクが日常的に存在します。周囲に同僚がいない孤独な環境では、心理的ダメージが増幅しやすく、スタッフが精神的負荷を一人で抱え込む前に、訴えやすい相談体制やデブリーフィング(振り返り)の仕組みを整えることが有効と考えられます。
あす看マッチ編集部としては、スタッフのメンタルヘルスを守る環境づくりが、訪問看護ステーションの離職防止と安定経営に直結する経営課題として、今後さらに重要性を増すと見ています。
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執筆者: あす看マッチ編集部
在宅医療経験者および診療情報管理士資格保有スタッフが在籍する編集チームが制作しています。