レカネマブ皮下注射製剤の承認を専門部会が了承(出典:yomiDr.)
読売新聞社が運営するyomiDr.(ヨミドクター)が2026年8月26日に報じたところによると、厚生労働省の専門家部会はアルツハイマー病治療薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」の皮下注射製剤について、製造販売承認を了承しました。ペン型注入器で1本約15秒という短時間で投与が完了するこの製剤は、2週間ごとに1時間程度の通院が必要だった点滴薬と比較して、患者・家族・医療機関双方の負担を大幅に軽減できる可能性があります。
訪問看護ステーションにとっては、通院が困難な高齢者や老老介護世帯において治療継続のハードルが下がり、訪問看護師が投与管理に関わる機会が広がると考えられます。一方で、脳浮腫や微小出血といった「ARIA」と呼ばれる副作用を早期に発見するためのモニタリング体制の整備や、患者・家族への自己注射手技指導への対応が求められる可能性があります。地域の専門医療機関と在宅医療チームが緊密に連携する仕組みづくりへの備えとして、情報収集や院内外の連携体制を今から検討しておくことが有効といえるでしょう。
あす看マッチ編集部としては、皮下注製剤の実用化は在宅での認知症治療の選択肢を広げる転換点になり得るものの、安全管理体制の構築が先行課題となるため、ステーション管理者は専門医療機関との連携強化を早期に意識しておくことが重要と見ています。
出典:yomiDr.(https://www.yomiuri.co.jp/yomidr/article/20260826-GYT1T00290/?catname=news-kaisetsu_news)
執筆者: あす看マッチ編集部
在宅医療経験者および診療情報管理士資格保有スタッフが在籍する編集チームが制作しています。