世界初の食道がんウイルス治療薬、販売開始(出典:yomiDr.)
読売新聞社が運営するyomiDr.(ヨミドクター)が2026年8月26日に報じたところによると、岡山大学発の新興企業「オンコリスバイオファーマ」が開発した食道がん向けウイルス治療薬「テロメライシン」の販売が同月21日より開始されました。同種の治療薬としては世界初とされています。
この治療薬は、高齢や全身状態の悪化により手術や抗がん剤が難しい患者を主な対象としており、外来での局所投与が可能な点が特徴です。在宅療養中の食道がん患者にとっては、嚥下障害や通過障害による経口摂取の困難がQOL低下の大きな要因となりえますが、本薬の普及により腫瘍縮小を通じた嚥下機能の維持・改善が期待できる可能性があります。訪問看護ステーションとしては、こうした先進治療を受ける利用者が増えることを見据え、放射線併用時の副作用観察や経口摂取支援のための言語聴覚士・管理栄養士との多職種連携体制を整えておくことが有効と考えられます。また、約930万円という薬価に対して高額療養費制度の活用案内など、経済面でのサポートも求められる場面が増える可能性があります。
あす看マッチ編集部としては、こうした低侵襲な先進治療の登場が在宅療養継続を後押しするケースは今後さらに増えると見ており、医療機関との連携強化と多職種チームの構築が訪問看護ステーションの競争力を左右する重要な要素になると見ています。
出典:yomiDr.(https://www.yomiuri.co.jp/yomidr/article/20260825-GYT1T00383/?catname=news-kaisetsu_news)
執筆者: あす看マッチ編集部
在宅医療経験者および診療情報管理士資格保有スタッフが在籍する編集チームが制作しています。