陽性症状(ようせいしょうじょう)
陽性症状とは、統合失調症などの精神疾患において、本来は存在しない症状が新たに現れる状態を指します。代表的な症状には、幻聴や幻覚、妄想、思考の混乱、興奮、まとまりのない言動などがあります。これらの症状は現実との認識に影響を与え、本人に強い不安や恐怖をもたらすことがあります。
在宅医療の観点では、陽性症状によって服薬や医療・介護サービスの利用が困難になったり、対人関係や日常生活に支障をきたしたりする場合があります。訪問看護師や医師は、症状の変化や再発の兆候を継続的に観察し、服薬支援や心理的サポートを行います。また、安全面への配慮を行いながら、家族支援や多職種との連携を図ることも重要です。陽性症状の早期発見と適切な治療は、再発予防と安定した在宅生活の継続につながります。