HoNOS(ほのす)
HoNOS(Health of the Nation Outcome Scales)とは、精神保健医療における利用者の症状や生活機能、社会的問題などを総合的に評価するための尺度です。1990年代にイギリスで開発され、精神科医療や地域精神保健の分野で広く活用されています。利用者の状態を客観的に把握し、治療や支援の効果を評価することを目的としています。
HoNOSは、「行動上の問題」「精神症状」「身体的・認知的問題」「社会機能」の4領域12項目で構成されており、それぞれ0~4点で評価します。点数が高いほど問題の程度が大きいことを示します。評価項目には、自傷行為、問題行動、幻覚・妄想、抑うつ症状、対人関係、日常生活能力などが含まれます。
在宅医療の観点では、精神科訪問看護や地域精神保健活動において、利用者の状態変化や支援効果を継続的に把握するために活用されます。HoNOSを用いることで、多職種間で共通の視点を持ちながら支援計画を検討でき、症状の安定化や地域生活の維持、リカバリー支援につなげることができます。