自傷行為(じしょうこうい)
自傷行為とは、自らの身体を傷つける行為の総称であり、リストカットや過量服薬、皮膚を傷つける行為などが含まれます。必ずしも自殺を目的としているとは限らず、強い不安や苦痛、怒り、孤独感などの感情を和らげる手段として行われることがあります。しかし、自傷行為は重篤な身体的損傷や自殺企図につながる危険性があるため、慎重な対応が必要です。
在宅医療の観点では、自傷行為の有無や既往は重要なアセスメント項目となります。訪問看護師や医師は、傷の状態だけでなく、その背景にある精神的苦痛や生活上の課題を評価し、継続的な見守りや心理的支援を行います。また、家族支援や精神科医療機関との連携を通じて再発予防に取り組みます。自傷行為への支援では、安全確保と信頼関係の構築、多職種による継続的な支援が重要です。