三次救急医療機関(さんじきゅうきゅういりょうきかん)
三次救急医療機関とは、心肺停止、重症外傷、重篤な脳・心血管疾患など、生命の危機に直結する最重症患者を対象に、高度で専門的な救急医療を24時間体制で提供する医療機関です。一次救急が軽症、二次救急が入院や手術を要する中等症への対応であるのに対し、三次救急は一次・二次では対応不可能な状態を受け入れる「地域の最後の砦」と位置づけられます。在宅医療の現場では、日常的な体調変化は在宅対応や一次・二次救急で完結することが多い一方、急激な意識障害、重度の呼吸不全、循環不全などが出現した場合は、ためらわず三次救急医療機関への搬送判断が必要となります。訪問看護師や在宅医は、利用者の基礎疾患やACP(人生会議)の内容を踏まえつつ、救命優先か在宅看取りかを見極め、救急隊や医療機関と迅速に連携することが求められます。