実地指導(じっちしどう)
実地指導とは、介護サービス事業所や医療機関などに対して、都道府県や市町村、厚生局などの行政機関が現地を訪問し、法令や基準に基づいた適切な運営が行われているかを確認・指導する制度です。利用者に対して適切なサービスが提供されているか、また報酬請求が適正に行われているかを確認し、サービスの質の向上を図ることを目的としています。
実地指導では、運営規程、契約書、重要事項説明書、職員配置、勤務表、利用者記録、ケアプラン、訪問看護記録、診療録、報酬請求関係書類などが確認されます。また、利用者の権利擁護や個人情報保護、安全管理体制、多職種連携の状況なども確認対象となります。
在宅医療の観点では、訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所、訪問介護事業所などが実地指導の対象となり、法令遵守と適正なサービス提供が求められます。実地指導は単なる監査ではなく、事業所の課題改善やサービスの質向上を支援する側面も持っており、利用者が安心して在宅療養を継続できる環境づくりに重要な役割を果たしています。