錐体外路症状(すいたいがいろしょうじょう)
錐体外路症状とは、主に抗精神病薬などの薬剤の影響によって生じる運動機能障害の総称です。脳の運動調節に関わる錐体外路系が影響を受けることで発症し、パーキンソン症状(手の震え、筋肉のこわばり、動作緩慢)、アカシジア(じっとしていられない状態)、ジストニア(筋肉の異常な緊張やねじれ)、遅発性ジスキネジアなどが含まれます。 在宅医療の観点では、精神疾患や認知症の治療で抗精神病薬を使用している利用者に対し、歩行状態や表情、手足の動き、落ち着きの有無などを継続的に観察することが重要です。症状は転倒リスクの増加やADLの低下、服薬継続の困難につながるため、早期発見と主治医への報告が求められます。適切な薬剤調整や副作用管理を行うことで、安全な在宅療養とQOLの維持につなげることができます。