遅発性ジスキネジア(ちはつせいじすきねじあ)
遅発性ジスキネジアとは、主に抗精神病薬を長期間使用した際に生じることがある不随意運動(自分の意思とは関係なく起こる動き)の副作用です。口や舌、顔面のもぐもぐとした動きや舌を出す動作、まばたきの増加、手足や体幹の異常運動などが特徴で、薬剤を減量・中止しても症状が持続する場合があります。 在宅医療の観点では、精神疾患や認知症の治療で抗精神病薬を使用している利用者に対し、訪問看護師や医師が定期的に観察を行い、早期発見に努めることが重要です。症状が進行すると食事や会話、日常生活に支障をきたし、QOLの低下につながることがあります。そのため、異常な動きがみられた場合は速やかに主治医へ報告し、薬剤の見直しや専門的な評価につなげることが重要です。遅発性ジスキネジアは、長期的な薬物療法において注意すべき重要な副作用の一つです。