皮下輸液(ひかゆえき)
皮下輸液(皮下点滴)とは、皮下組織に留置した針やカテーテルから輸液を行う方法です。主に静脈確保が困難な高齢者や終末期の利用者に対して実施され、側腹部や胸部、大腿部などの皮下組織が豊富な部位を使用します。静脈点滴に比べて身体への負担や重篤な合併症のリスクが少なく、在宅療養でも管理しやすいことが特徴です。訪問看護師は、刺入部の発赤や腫脹、漏れなどの観察を行い、輸液速度や投与量の確認、感染予防のための清潔管理を実施します。また、利用者や家族に対して点滴管理や異常時の対応方法を指導し、安全で安心な在宅療養の継続を支援します。