ストレングス(すとれんぐす)

ストレングス(Strengths)とは、利用者が持つ能力、長所、経験、価値観、人間関係、興味・関心などの「強み」に着目して支援を行う考え方です。従来のように病気や障害、問題点に焦点を当てるのではなく、その人が持つ可能性や資源を活かしながら目標達成や生活の向上を目指します。精神保健や在宅医療、福祉分野におけるリカバリー支援の重要な理念の一つです。 在宅医療の観点では、訪問看護師や医師、精神保健福祉士などが利用者の得意なことや成功体験、支援者とのつながり、生活上の工夫などを評価し、それらを活かした支援を行います。例えば、「服薬を継続できている」「家事の一部は自分でできる」「地域に相談できる人がいる」といった強みを支援の基盤とします。ストレングスに着目した支援は、自己効力感や自己肯定感を高め、主体的なリカバリーと地域生活の継続、QOLの向上につながります。