介護報酬(かいごほうしゅう)

介護報酬とは、介護保険制度に基づいて介護サービス事業者が提供したサービスに対して支払われる公的な報酬のことです。訪問介護、訪問看護、通所介護(デイサービス)、訪問リハビリテーション、居宅介護支援、施設サービスなど、サービスごとに単位数が定められており、その単位数に地域ごとの単価を乗じて報酬額が算定されます。介護報酬は原則として3年ごとに改定されます。

在宅医療の観点では、介護報酬は利用者が住み慣れた地域や自宅で生活を継続するための重要な財源となります。介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成するケアプランに基づき、訪問介護や訪問看護、福祉用具貸与などのサービスが提供されます。また、多職種連携や看取り支援、認知症ケアなどを評価する加算も設けられており、質の高い在宅ケアの推進につながっています。

介護報酬は、介護サービス事業者の運営を支えるだけでなく、高齢者や要介護者が地域で安心して生活を続けられる環境を整えるための重要な制度です。医療と介護の連携を促進し、在宅療養の継続とQOLの向上を支える基盤となっています。